有限会社はやとみでおきた解雇問題を解決しました!コロナ解雇の円満解決の事例

活動報告

私たち仙台けやきユニオンは、この度、定義山にて飲食店を営む有限会社「はやとみに対して、団体交渉を申し入れ、これまで交渉してきましたが、この度円満解決ができたので、ご報告いたします。組合に加入したのは、飲食店で長年働いてきた、Xさん(40代女性)、Yさん(40代女性)、Zさん(10代男性)です。

 

〇新型コロナを理由とした解雇について、声を上げた

組合員らは、長年、はやとみが営む飲食店にて、ホールスタッフ・調理補助などで勤務していました。組合員らは、新型コロナウィルスの感染拡大を背景として、組合員らは会社から退職勧奨を受けます。社長は、「休業中のアルバイトを戻しても運営できない」という趣旨の説明を行い、その場で、退職に合意するという書類を書かせようとしました。しかし、組合員らは納得できなかったため、書類にサインをしなかったところ、会社は解雇を言い渡したのです。しかし、お店は実際には、当初の説明と違い、休業前の状態で普通に運営していました。このことについておかしいと思った組合員たちが、ユニオンに加盟し、使用者に対して責任をとらせるべく声をあげました。未払い賃金やパワーハラスメントについても同時に、責任を取るよう求めました。

 

〇交渉の結果、和解金を支払ってもらう形で円満解決!

ユニオンははやとみと団体交渉を行いました。組合側にも労働者の権利としての主張はありますが、はやとみ側にも言い分があり、それらを闘わせる中で、はやとみ側も誠実に謝罪していただく場もありました。そのような結果、今回の一連の問題について、お互い互譲の精神で交渉した結果、組合員らにとって満足のいく形で解決金が支払われ、円満解決になりました。はやとみ側も、誠実に対応をしていただいたと組合は考えています。

 

〇当事者のコメント

この度、ユニオンのみなさんのご協力のおかげで私の事案が解決する事ができました。

解雇になってからは色んなところに電話をしたりしましたが、解決に結びつくような話が聞けず悩んでいたところ、テレビでユニオンを知って相談しました。団体交渉をした時は色々フォローしてもらいました。

自分だけでは泣き寝入りするところでしたが、ユニオンのみなさんに助けていただき、私たちの満足のいく解決を勝ち取る事ができました。

私はどん底にいる時、ユニオンを知る事ができたおかげで救われました。同じように苦しんでる多くの人達にユニオンを知ってもらえばと思います。

 

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