私たち仙台けやきユニオンは、過労死遺族の方とともに、「過労死・過労自死 無料相談ホットライン」を開催します。
日本社会には過労死・過労自死の被害にあってしまう労働者は数多く存在します。その背景には長時間労働やパワハラの横行などの劣悪な労働環境があり、2014年に過労死等防止対策推進法が成立して以降も大きな改善は見られません。例えば、2020年には東京五輪の取材などを担当していたNHKの40代男性職員が過労死しています。NHKは2013年にも30代女性過労死していました。NHKのように、長時間労働が改善していない会社は数多いのです。また、脳・心臓疾患等で過労死をしなかったとしても、長時間労働等の影響で精神疾患になり、労災を受けている人たちも数多い状況が広がっています。精神障害で労災認定を受けた人は、10~19年度の10年間で6割以上増えています(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF210LU0R21C22A0000000/)。
過労死・過労自死はかけがえのない命、愛する人の命が失われる、取り返しのつかないことです。しかしそのような被害を隠蔽したり、責任を取らない事業主が数多くいます。責任を亡くなられた人や家族に転化し、当事者を責めたり、証拠を隠滅したり、労災を申請させなかったりといった被害にあう遺族の方が数多くいます。そのような状況にあっても、あきらめる必要はありません。労働問題に詳しい弁護士や労働NPOなどにつながることで、会社に責任を取らせることができます。
また、過労死レベルで働いている人は、早めに専門家に相談することで、労働環境の改善ができ、過労死や過労自死を未然に防止することもできます。
過労死・過労自死の被害にあった遺族の方や、長時間労働やパワハラで苦しんでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。きっと力になります。
この日は、過労死遺族の方も一緒に相談を受け付けます。同じ苦しみを受けた人に話を聞いてもらいたい、ということでも構いません。この機会をぜひご利用ください。
◆次のようなことでお困りの方は、ぜひご相談ください
・長時間労働が続いて、脳・心臓疾患、精神障害を発症した
・パワハラやセクハラなどのハラスメントを受けて、精神疾患になった
・家族が突然亡くなり、過労死・過労自殺かもしれないと考えている
・病気になったので労災申請をしたいけれど、手続きがわからなかったり会社が協力してくれない
・会社に対して労災の責任追及や損害賠償請求をしたい
11月5日(土)13時~17時
電話番号:022-302-3349、022-796-3894
相談無料・秘密厳守
相談員:NPOスタッフや労働問題に詳しい弁護士、労働組合スタッフ
主催:POSSE、ブラック企業対策仙台弁護団、仙台けやきユニオン
共催:宮城過労死家族の会
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