【(特養)みどり荘】交渉により改善がみられる一方、時間外労働の事実を認めながら賃金を払わない?介護士が良い介護をできる労働環境を作るため、引き続き改善を求めています。

活動報告

宮城緑風会が運営する特別養護老人ホーム「みどり荘」に対して、ケアの質の向上、上司からのパワーハラスメント、未払い賃金について会社に改善を求めて、これまで団体交渉を3回行ってきました。

ここからは、これまでの交渉について報告していきます。

 

ケアの質について会社と次の約束をしました

・組合員Aさんの上司が職員を名前ではなく「あんだ」「ちょっと」「この人」と呼ぶことや、利用者の前で「臭い」「汚い」と不適切な発言について、当人への指導や職制に応じて必要な研修をすることを約束しました。

・職員や利用者の個人情報を通路や休憩室など不特定多数が聞こえる環境・状況で話すことについて、法人と「守秘義務を徹底すること」を約束しました。

・組合は、法人内部の研修だけでは、介護の最新情報や、新型コロナ対策に必要な情報が得られないと考えていたため、法人として外部研修へ職員を参加させるよう求めていました。これについて、法人は外部研修には人選して職員を参加させておりほかの職員にも研修成果を共有しています。また、有益かつ自主参加が可能な研修について情報提供を職員にしていくと約束しました。

 

一方、まだ改善されていないものもあります。

たとえば、頻繁な陰部洗浄によって現場の負担が大きくなっていたり、利用者の鼠径部(太もものつけ根の部分)に裂傷が生じている問題の改善を求めています。法人側からも力加減が強くなっていたり、洗浄部分の観察を十分にできていないことで鼠径部の裂傷ができてしまっているのだろうと意見が出ており、改善を検討すると言います。

陰部洗浄時には、利用者の身体状況や体勢、その時の気温などを丁寧に観察することが必要です。業務負担が大きい中では職員の心がけだけで適切なケアは難しくなるため、引き続き法人と議論を重ねて改善を求めていきます。

このほかにも、食事介護での業務負担の軽減や、センサーマットの利用についても改善を求めていきます。

 

パワハラについて

Aさんは上司から多くのパワーハラスメントを受けてきました。

新型コロナウイルスワクチン接種の強要や、Aさんとほかの職員との個人的なメールのやりとりをみて上司が必要以上にAさんを叱責したこと、上司による人格否定、Aさんに対する差別的取扱いなどです。しかし、これまでの交渉では、事実に関して法人と組合との主張が異なるところも一部ではありますが、法人は誠実に対応しようとしません。今後も交渉を継続していきます。

 

賃金について

大河原労働基準監督署が労基法37条違反の是正勧告をだしたことで、組合が要求している未払い賃金の一部が支払われました。

しかし、タイムカードに表れている時間外労働の賃金の大半が未だに支払われていません。Aさんが未払賃金を要求するまで、「職員が始業時間より早く出勤して(前日の申し送りを確認する等の)業務に関連する作業をしていた」事実を法人側は認めています。それにもかかわらず、法人はそれを「仕事」ではなく「個人が勝手にやっていたこと」だと言います。

Aさんはじめ職員全員が、業務に必要な仕事をしているにもかかわらず、「仕事」として認められないことは非常に残念です。申し送りの確認などの情報共有は良いケアを行うために必要な仕事であるにもかかわらず、適切に賃金が支払われないことは、介護や保育の現場では多々あります。これは介護士らの誠意あるケアに対して不当に搾取をしている状態にほかなりません。法人には法律通りに賃金を払うことを引き続き求めていきます。

 

みどり荘は「こちらの対応は問題ない」と繰り返し主張しますが、未払い賃金などの対応はとても不誠実です。しかし、よりよい労働環境をつくり、ケアの質を向上させていくために諦めません。これからも引き続きこれらの改善を求めていきます。応援よろしくお願いします!

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