危険運転の被害にあったことを会社に報告したら、被害者が自宅待機に!?不当な対応をする株式会社東日本放送と株式会社フェローズに対して、派遣社員が怒りの声をあげました。

活動報告

この度、仙台けやきユニオンは、新たな闘争をはじめます。

闘いを始める組合員は、派遣社員として記者をやっているXさんです。

事案の詳細を下記の通り紹介いたします。

〇派遣社員Xさん、危険運転の被害者にもかかわらず、会社から不当な自宅待機処分を受ける
Xさんは、派遣社員として、派遣元の株式会社フェローズから放送局の株式会社東日本放送に派遣される形で働いていました。そしてXさんは、2020年5月、危険運転及び暴行の被害にあいました。無理な幅寄せ割り込みを行ったドライバーに対して、危ないために警報機を鳴らし、バックして道を譲ろうとしたXさんですが、幅寄せしたドライバーが渋滞する道の真ん中で下車し、窓が開いていたXさんの車の運転席まで詰め寄り、難癖をつけました。Xさんが警察に行くか提案をするとドライバーは自分の車に戻りましたが、そのあとも割り込みをし、青信号で急ブレーキを掛けるなどの危険運転を繰り返しました。
Xさんは車を停車させ、携帯電話を探して警察に連絡を取ろうとしましたが、今度は後方に回り込んだドライバーがXさんの運転席に詰め寄りました(後方から詰め寄る様子をXさんは携帯ムービーに記録しています)。その際、その時つけていた社員証を引きちぎられ暴行を加えられる被害にあいました。
その後、危険運転を行ったドライバーから、会社に対し、「Xさんが危険運転をした」という、虚偽のクレームを入れられました。そのクレームは、匿名で、証拠も提示されていません。
この件について、Xさんは間違いなく被害者でした。Xさんは、派遣先の上司に指示を仰いだのですが、その際は警察に通報しないよう命じられました。会社が警察に連絡しないように言うなら、会社が守ってくれるのだろうと信じていました。しかし、派遣先と派遣元は、社員証を引きちぎり暴行を加えられた被害者のXさんに、自宅待機を命じ、さらに、派遣先での仕事を2020年9月末をもって期間満了で派遣契約を終了すると通知し、契約満了までの期間を給料6割の自宅待機か、給料7割で仕事内容の全く不明である内勤業務かを選ぶよう提示しました。
派遣元は、派遣されている労働者の雇用と身の安全を守る責任があるはずですが、妥当な処分とは言えません。また、派遣先の対応も全く不当だと思います。被害者であるXさんが、なぜこのような仕打ちを受けなければいけないのでしょうか。被害者を守らず、むしろ追い出すような対応をする会社の態度に、Xさんは全く納得できませんでした。
加害者の主張についての事実確認ができないのに自宅待機命令を続ける、派遣元のフェローズと派遣先の東日本放送
今回の件は、完全に不当だと思います。派遣元と派遣先は、加害男性の身元の確認やXさんの「危険運転」の証拠の確認ができない状態で、また具体的な身体の危険などが発生していないにもかかわらず、Xさんに自宅待機を継続させています。Xさんの自宅や会社に対して、実際に加害男性が押し掛けてきたなどの事情はありません。相手からの電話も、事件が発生した以降1か月以内に途絶えています。確かに、事件が発生した当初に、状況確認や一時的な身の安全のため、自宅待機に命じることはありうると思います。しかし、加害男性からの連絡が途絶えていこうも、Xさんは自宅待機が続きました。
派遣先は、今回の自宅待機命令について、「Xさんが実際に危険運転をしたかどうかは関係がなく、相手側がどのような行動を取るか分からなかったため、出来るだけリスクを抱えない」ようにすること、また「Xさんと先方が会って、再びトラブルに巻き込まれるリスク」を回避することを理由に挙げています。これは全くおかしな話です。そういうリスクを避けるため、なぜ相手側の主張の事実確認をもっと追求しなかったのでしょうか。相手は、ドライブレコーダーがある、といっていたのにもかかわらず、派遣先も派遣元も確認をしていません。また、相手は匿名で、素性を明かしていません。危機管理上、事実かどうかもわからない情報を基に、一方的にXさんの「リスク」や会社側の「リスク」を理由として、Xさんを自宅待機命令にしているのは、明らかにおかしなことです。事実確認をきちんとする事は当然の危機管理対策の一環であり、それこそ「リスク」を回避できることにつながったはずです。また、相手は何度も何度も執拗に匿名非通知で連絡をしてきて、話には「脅迫的な内容」があったといいます。しかし、会社に押しかけてくるなどの実力行使につながる動きはありませんでした。単純な「嫌がらせ」だった可能性があります。そして、実際に「脅迫的な内容」があったなら、脅迫行為で、警察に通報することもできたでしょう。なぜそうした対応をとらなかったのでしょうか。何度も連絡が来た時点で、Xさんに被害届を出すよう促し、また会社側としても警察に相談するなど、自宅待機にする以外にも労働者の安全を守る対応が取れたはずです。そのような対応を取らず、一方的にXさんを自宅待機にするのは、もはや、Xさんを追い出したいという意図の現れとしかとらえられません。このような事情などから考えて、自宅待機は到底合理的判断とは言えません。
Xさんは最終的に警察に今回の件を届け、暴行と脅迫で被害届が受理されています。しかし、被害届を出すのが遅れてしまったため、警察からは捜査が難しいといわれています。このような状態に追い込んだのも、会社に責任があると思います。
〇状況の改善を求めて、団体交渉を行います。
私たち仙台けやきユニオンは、Xさんとともに、今回の不当な処分を撤回し、引き続き記者として働き続けられるよう、派遣先と派遣元に団体交渉を申し入れました。その中で、すでに一部成果も出ています。自宅待機命令をなされたあと、給料は6割といわれていましたが、これも不当なので10割賃金を支払うよう求めていましたが、これは10割賃金へと早々に実現しました。引き続き、自宅待機命令及び雇止めの撤回を求め、交渉を続けていきます。応援よろしくお願いします。

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